バルサミコ酢豆知識 004

「風味そのままでフリーズドライにできないのかな?」と名案?迷案?を思いつきました。

ACETAIA SERENIのバルサミコ酢は全て瓶に入っています。

100mL入りで総重量450gほど、250mL入りだと750gほどになります。

あまりに美味しいのでお弁当にもかけようと100mL瓶を学校に持って行ったという話も。

安定して保管できるということで瓶はとてもいいのですが、いかんせん重い!

いろいろ調べたらできそうな感じだったのでまずは静岡県工業技術試験所で試作することにしました。

予め試料を凍らせておけば時間短縮になるとのことで、シリコン製のケーキ型に数種類のバルサミコ酢を入れて家の冷蔵庫の冷凍室へ。

しかし!当日の朝、結局全然凍っておらず、嫌な予感

試験所に付いて担当官の方と打ち合わせをしたのですが、フリーズドライ試験は中止することにしました。

バルサミコ酢の場合、何も残らない可能性が高く、PH値からすると装置の損傷も危惧されるとのこと。

いつでもどこでもお手軽にバルサミコ酢を楽しめるようにする作戦は実現せず

残念!!

せっかくなのでフリーズドライ装置などの試験装置を見学させてもらいました。

バルサミコ酢豆知識 003

高価なバルサミコ酢ほど美味しいのか?

ひと言では答えられません

というのが的確な答えだと思います。

自分の嗜好に合うバルサミコ酢がどれか、それだけです。

世代を超えて熟成しなければならないようなバルサミコ酢を「美味しい!」と感じ、

価格を比較する対象が量販店の棚に並んでいるお酢の場合は、

「高いバルサミコ酢は美味しい」

DOPなど高価になってしまうバルサミコ酢の存在を知っていているけれど、熟成樽の香りがダメで、お酢なんだからガツンという酸味が好きという場合は

「高いバルサミコ酢じゃなくても美味しい」

となります。

価格ではなくテイスティングをするのが一番ですが、販売している方にご自身の好みを伝えて選んでもらうのもいいと思います。

細かい話をし出すと、そもそもバルサミコ酢というのはという定義の話になってくるのですが、それはまた別の機会に!

バルサミコ酢豆知識 002

伝統的なバルサミコ酢づくりの際は材質の異なる一連の樽を用います。

オーク樽はよく使われますが、その香りが実に特徴的なジュニパー樽というのもあります。

材料不足で非常に希少な樽となっており、偽ジュニパー樽も出回っているとか?!

その貴重なジュニパー樽の香りが楽しめるのがこちら、ミオアチェート赤印

ミオアチェート赤印 100mL

濃い茶色で、滑らかで芳醇な香り。ほのかにジュニパーの香りが漂います。

ボトリングの際にジュニパー樽から取り出した少量のバルサミコ酢を混ぜ合わせました。その混ぜ合わせ具合がSereni家スペシャルです!

酸味と甘みのバランスが絶妙で、香り好きにはたまらない一品です。

10の数字は熟成年数ではなく、リンカルツォ(樽替)の回数

リンカルツォは1年に1回寒い時期に実施しますが、10回実施しても職人がミオアチェート赤印の域に達していないと判断したらさらに熟成は進められます。リンカルツォについては次回の豆知識で!

自然の原材料を、自然の環境下で、昔ながらのやり方で作っているので、ヨーイドンで作り始めて、時計を見て「はい、そこまで!」とスパッと時間で切ってボトリングなどできるはずがありません。